• テキストサイズ

キメツ学園【鬼滅の刃】

第5章 夢見る


次の日。学園祭があったので休みだ。部活はあったけれど休んだ。

おばさんと一緒におじいちゃんとおばあちゃんが来た。住んでいた家は売り家に出す予定らしい。

写真を見たが確かにぼろかった。


「!久しぶりだなぁ!!」

「綺麗になって…こんなに大きくなって…」


こんな優しい人達からどうしたらあんな父親が育つんだろう。
私は不思議でたまらない。


「よしよし、もう心配いらないからな、おじいちゃん達と暮らそう、な。」


二人の荷物がそうこうしているうちに届き、両親の荷物は全て持ち出された。


「あの荷物どこにいくの?」


私は聞いてみた。


「……どこかなぁ」


おばあちゃんはおっとりと答えた。



部屋がえもしてくれた。1階の客間が私の部屋になった。父親に襲われた場所ともあり多分気を使ってくれたんだろう。私の部屋だった場所は物置きになった。

無駄に部屋が多いので三人暮らしには十分だ。ここに二人で暮らそうとしていたのか、この夫婦。

まぁ自営でお金持ちだからなぁ。


「ごめんね、。親と暮らすのは無理だなんて言わせてしまって。」


おばあちゃんが引っ越しの休憩中にそう言ってくれた。


「おばさんもね、独身でしょう。夜勤もある仕事だしきっと経済的にとは暮らせないの。住んでるのは独り暮らしのアパートだし、ごめんねぇ。」

「いいの。私、大丈夫。」


私はにっこり笑った。張り付けた笑顔じゃない。

その後も家の整理とか、掃除とか、二人の手伝いやらで私は学園にも部活にもなかなか復帰できず、結局あれから三日後に登校した。
/ 457ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp