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キメツ学園【鬼滅の刃】

第4章 煌めき


監禁されていた部屋から出れもせずにいたところ、屋敷に鬼が現れた。

部屋の扉が開いたと思えば、変な形をした化け物が来たのだから焦った。

瞳に文字が書いてあった。


下弦と壱の文字が見えた。


「何だ?くっせぇ部屋。」


鬼がしゃべった。

鬼は私の側にあった、赤ん坊だったものが入っていたカーテンの包みを手に取った。


「何だこりゃ。…ちょっと肉残ってんなあ。」


鬼が口を開ける。まさか、食べる気か。

私は鬼にしがみついた。


「何だてめえ!!寄るな!くせぇ!!」

「返して…!!!私の赤ちゃん返してッ!!!!!!」


例えどんな子供でも。
太陽の下に出してやるんだ。いつかこの屋敷を出て、太陽の下に埋めてやるんだ。その隣に私も埋まるから。

そう思っていた。

そう思って耐えていた。

こんなわけのわからない奴にはくれてやらない。


「うぜえっ!!」


鬼に弾け飛ばされた。部屋の外まで転がった。
三年ぶりの外。私は14歳になっていた。


「返せええええええええええええ!!!」


私は立ち向かった。が、叶うはずもなく。
赤ん坊だったものは鬼の口に放り込まれた。

私が怒りに震えていると、誰かが入ってきた。


それが鬼殺隊の隊士だった。


「子供…!?君、鬼を見なかったか!?」


私の容姿には触れなかった。
私は書斎を指差した。


「じゅ…十二鬼月…!?」


隊士はあっという間にやられた。私はポカンとしていた。頭のネジが外れたのかもしれない。


「うまそうじゃねーし。鬼にしとくか。」


鬼が呟いたあと、死んだはずの隊士が動いた。
鬼にはまだなっていなかった。

私は彼が死んで落とした刀をとった。


わからなかった。鬼とかなんとか詳しいことは。
でもあの隊士に何か起きていて、それを止めないといけないことはわかった。


私は向かっていった。


「うわあああああああああああ!!!!!!!」


その人に斬りついた。
血飛沫をあげる。


「はあぁ!?まだ鬼になりきってな」


鬼にも斬りついた。

よく斬れる刀だなと思った。頚から上がぷつりと斬れた。
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