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君ありて幸福【鬼滅の刃/現パロ】

第11章 お前にキスがしたくなった件について。










「……天元は……本当に色男なんですよ。」
「人の膝の上でノロケんなァ…。」









コレも牽制なのだろう。

とりあえず俺はぶっちゃけ触りたいのだが
膝の間にいる癖にソコは駄目らしい。

最早生殺しになってきている事実は
とても情けないのだが
こいつもこいつで離れないのも悪い。



何かもう宇髄の様に担ぎあげて移動するか?
いや、負けかねないから微妙なとこだな……。

なんておおよそ普通の女には思わない
阿呆の様な不安を真面目に考える位までは
俺の理性は崩壊しかけている。










「けど、何か……違うんです…大切だけど。」










これまた定番の酔った男女っぽい会話に
ありがたい事に理性は引き戻ってきた。

ヤれないとか、ヤっちゃ駄目だとか
やんわり否定されてるだとか
そういう背徳感に人間は情けなく唆るんだろが
完璧にこの手の話をしてくる女は
寂しがってて、この後を期待している。


都合のいい時 は話が早くて良いのだが
内面的にそれが唆るかと言われれば
個人的にはどちらかと言えば興醒めの部類で
そういう奴はどちらかと言えば嫌いだ。


けれど何となく散々悩まされて
”怪物みたいだ”何て思ったコイツが
それと同じ部類の女だとは思いたくなくて
否定しろよ。と期待を込めて”都合のいい時”
に言う定番の男の台詞を言ってみた。






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