第2章 Ninomiya.
「おい潤っ!!!
どういうつもりなんすか!!」
さっきまでの可愛らしい二宮くんとは
裏腹になんか凄い怖くなった。
...潤くんと知り合い?
「どうもこうも、別に~??」
「俺の彼女、あげませんよ。誰にも。」
と翔くんを見る二宮くん。
翔くんは二宮くんと目が合って焦ったのか
慌ててビールを飲み視線をそらす。
「愛里、ごめんなさい
大切なもん壊したらちゃんと謝るべきでした
愛里、本当にごめんなさい。」
珍しく素直に謝る二宮くん
暖かい手のひらで、
冷たい私の手のひらを包む。
喧嘩したその後は、
二宮くんと仲直り。
別れようなんて思った私もごめんなさい。
(てかなんで潤くんと知り合いなの??)
(貴女の交友関係は既に把握済みです。ドヤッ)
(もうストーカーじゃん、二宮くん)
(櫻井翔ってやつは想定外だったですけれど)
(なんで?)
(ヘタレ説流れてたらしいから、
別に危機感はないかなって思ってましたので)
(....二宮くんって毒舌。8割毒だね)
(ほぼほぼ毒だよね、貴女ひどい。)
(そう言いつつ抱きしめてくれる二宮くんが好き)
(ばーか。///)