第390章 パンドラ
いつもと変わらない日常などもう何処にもない。
それは遠い昔の話だ。
22世紀末、ある考古学者が『パンドラの箱』を発見した。
「正に世紀の発見だ!」
それは古の時代より開けてはならないと語り継がれてきた悪しき伝説の箱。
「伝説の正体は?」
誰もが中に何が入っているのかを知りたがった。
そして、箱は開けられてしまった…。
箱の中にはぼろぼろになった紙の残骸と謎の小さな石が納まっていた。
厄災となる様な物はなく、みんな少し拍子抜けした。
紙の残骸は復元出来ず、謎の石は地球上の物質ではなかった。
「何故こんな物が…」
学者は頭を抱えたが…。
平和な時間はそこまでだった。
太陽が沈み闇が支配し始めると奴等が目を覚ました。
地の底から響く唸り声。
涌き出てくる圧倒的な数。
闇に蠢く真っ赤な瞳。
血塗られた牙や爪。
人智を超えたおぞましき力。
突然、襲われ成す術もなく壊滅する地方都市!
「夜明けはまだか!?」
命からがら逃げ延びた人々は大都市に避難する。
しかし、奴等はその大都市にもヒタヒタと迫っている。
大統領は国民を守る為、首都を含めた大都市封鎖を決めた。
交通機関は全て停止、全ての道路を封鎖しバリケードを築き軍隊を配備した。
迫り来る脅威!
未知の敵に人類は勝てるのか!?
新番組『ロックダウン』次週より放送!お楽しみに!
番宣かよっ!!
end