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千分の一話噺

第305章 ミューの日常⑦・お出かけ


今年のGWは異例の十連休と長期休暇になった。

「ゴメンね~
しばらく我慢してね」

そう言うとご主人様はゲージを取り出し、中に押し込められた。
「にゃー!にゃー!」
鳴いても出してもらえない。

そのままゲージごと車に乗せられた。
「ごめんね、こんな事頼んじゃって…
ミューの事、宜しくお願いします」
「はいはい、ミューの事は任せなさい
そのかわり、お土産忘れないでね」
連れて来られたのはご主人様の友達のうち。
何度か会った事がある優しい人だ。

ゲージから出されたけど、何かうちと雰囲気が違う。
しばらく部屋の中をうろうろとしてたら、自分のトイレが準備されていた。
これでちょっと落ち着いた。
「ミュー、五日間だけど仲良くしようね」
優しく頭を撫でてくれた。
「にゃ~♪」
部屋に慣れるまではちょっと時間かかったけど、ご飯は豪華だし、遊んでくれるし、オヤツも美味しいし、たまにはこんな生活も良いのかな。
「にゃあ…」
でも、やっぱりご主人様と一緒にいたい。



「ミュー♪会いたかったよ♪」
ご主人様が帰ってきた。
「にゃ~♪」
すぐに飛び付くと抱き上げてくれた。
「はい、お土産…
ありがとうね」
「ミューはおとなしくしてたけど、すっごく寂しそうだったよ
外を見ながら、あなたの事を探してるみたいだった」
ご主人様に抱かれたまま、二人で何か話してるみたいだけど、そんなのどうでもいい。

やっぱりご主人様の腕の中が一番幸せだにゃ~♪



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