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千分の一話噺

第304章 お母ちゃん


今年は長い連休だから久しぶりに娘達も帰ってきた。

「ただいま~
う~ん、やっぱり家は落ち着くね」
「香織、早速で悪いけど手ぇ貸して」
「は~い、先に荷物置いて来るね」
長女は東京で一人暮らししている。

「…ただいま」
「あら詩織、帰ったん?
あんた、もう少し声出しや
分からんやないの」
「…これ…お土産」
「何?宇治の新茶やの?ありがとう♪
ちょうどお茶切らしてたんよ
みんなにお茶入れたって」
次女は京都の大学で寮暮らししている。

「母ちゃん!飯!」
「武志、帰ったらただいまやろ!
さっさと風呂入りっ!」
ちょうど長男も部活から帰ってきた。

「姉ちゃん達も帰ってきたんか?」
「武志は相変わらずね
サッカーどうなの?」
「かお姉、今年からレギュラーなったんや
活躍したるから期待しててや」
「…興味ない」
「しお姉ぇ…、そりゃないやろ…」

「賑やかと思ったらみんな帰ってたんか?」
パチンコ行ってたお父ちゃんも帰って来たから…。
「お好み焼きはお母ちゃんやるから、お父ちゃんはタコ焼きな
香織は焼きそばお願い…
詩織、お茶入れてゆうたやろ!
武志!風呂入らな食わさんよ!」
久しぶりにみんなが揃ったから、みんな大好きな粉もんパーティー。

私には連休ないけど、みんなが笑顔ならそれが一番♪

でも、やっぱり連休欲しいわぁ!



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