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千分の一話噺

第113章 ミューの日常④・嬉しい日


「ミュー、今日は何の日か知ってる?」
「ニャン?」
ご主人様の質問に首を傾げた。
そんな事聞かれても分からない。
「今日は猫の日なんだよ
つまり、君の日♪たくさん遊ぼ♪」
そういって抱き上げてくれた。
何か分からないけど、今日のご主人様は頗る機嫌が良さそうだ。
「ニャ~ン」
これは目一杯甘えておかないと損だな。

猫じゃらしやボールでたっぷりと遊んだ後に、
「これは日頃、癒してくれてるご褒美よ」
出て来た食事も豪華だ。

いっぱい遊んで、いっぱい食べて、何かご主人様に悪いな。
と、ご主人様を見ると美味しそうに何かを飲んでいた。
テーブルに飛び乗りコップの匂いを嗅ごうとしたら、
「これは梅酒だからダメよ
ミューにはホットミルク作ってあげる」
ご主人様はコップを持って台所へ向かう。
足に纏わり付きながら着いていった。
「そんなに急かさないで…」
しばらくすると温かいミルクが注がれたお皿が出された。
「はい、ホットミルクよ
私は梅酒をもう一杯…」
やっぱり今日はいつもよりご主人様が優しい。
ご主人様も梅酒ってやつを美味しそうに飲んで嬉しそうだ。
そういえば前にもワインってやつを美味しそうに飲んでたっけ…。

ご主人様が何か美味しそうに飲んでる時は嬉しい日なのかもニャ~。


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