第789章 福袋には愛を…?
『年末&クリスマスパーティー』
皆様、奮ってご参加下さい!
ビンゴ大会で豪華福袋をプレゼント!
私がよく行く飲み屋からメールが着た。
「この時期は忘年会とかクリスマスパーティーとか、いろいろ誘いのメールが来るわね…」
メールを見ていると飲み友達が…。
「今日はどこで飲む?」
「…こんなの着たけど行ってみる?」
飲み屋のメールを見せた。
「ビンゴ大会もあるんだ!
何か貰えるかも知れないから行ってみようよ!」
彼女は景品を貰う気満々だ。
その飲み屋は会社の最寄り駅に近い場所だけど、ちょっと奥まっていて看板も小さいから分かり難い。
知る人ぞ知る隠れ家的な店だ。
「…あれ?貸し切り?」
店の扉の前に張り紙がされていた。
「今日のはずなんだけど…」
すると扉が開き店員が出てきた。
「今日はDMのお客様限定なんです
うちのメールを拝見出来ますか?」
「なるほど…」
私がメールを見せると店内に入れてくれた。
店内では顔馴染みの常連客も多く、それなりに盛り上がっている。
「お集まりの皆様!お待ちかねのビンゴ大会です!」
ビンゴカードかみんなに二枚配られた。
「年末&クリスマスなので二倍チャンスです!」
選ばれた数字が読み上げられる度に歓声や溜め息が上がる。
「次は……12番」
「やったぁ~ビンゴ!」
一緒に来た飲み友達が福袋を貰った。
「やっぱり貰えたでしょ!」
どや顔の友達と福袋を開けた。
「おぉ!ブーツよ!」
編上げのブーツが入っていた。
「ん?…ちょっと待って…
これってスケートの…」
よく見るとブーツの下に金属のブレードが…。
end