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千分の一話噺

第681章 諸行無常の響きあり…


私は今、日本三大祭りの一つ、京都の祇園祭に来ている。
東京生まれ東京育ちの私には、祇園祭と言われてもニュースで知るくらいでピンと来ない。


7月1日から31日まで1ヶ月間、さまざまな祭事が行われる。
「へ~、1ヶ月もやってるんだ…
長っ…」
普通の祭りって土日だけとか、長くても一週間程度だと思っていた。

始まりは貞観年間(859~877)、都に疫病が流行した時、神泉苑に神輿を送り、その疫病を取り除くためと云われている。
「ふ~ん、1100年以上も昔からやってるのね…」
平安時代を思い浮かべるときらびやかに見える。

祇園祭のハイライトである山鉾巡行はニュースでも取り上げられる。
「この暑い中、あの大きな山鉾を引くのって大変よね
…けど、熱中症にならないのかしら?」
見てるだけでも倒れそうな暑さだ。

どこの祭りも大体は神事なのだが、地域毎にこうも違うものかと思う。
「同じ神事なのに東京の祭りとは全然違うわね…」
動の東京、静の京都って感じかな。

でも、良い作詩旅行になった。

『悠久の都の果てに時流れ
歴史の重さに想い馳せる』


end

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