第632章 昭和スタイル
ハーックション!!!
「ちっ、寝冷えしたか?」
昼間はまだ残暑厳しいが、朝晩はだいぶ涼しくなってきた。
「昨日はちょっと寒かったから、風邪引いたかな?」
しかし、そんな事は言ってられない。
今日は勝負の時なのだ。
「よっしゃー!行くぜ!」
ハチマキを締めて気合いを入れた。
向かった先は情けない容赦ない戦場だ。
「おばちゃん連中になんかに負けてたまるか!」
大バーゲンセール中!!!
「退きなさいよ!!!」
いきなりのエルボーの先制攻撃を喰らった。
「邪魔よ!!!」
ショルダータックルで弾き出されそうになった。
「それ!私のよ!!!」
やっと掴んだ商品を奪い取られた。
「お、恐るべし…」
何の戦果もなく敗退した。
end