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【ポケモン】溶けるような恋がしたい

第2章 悪戯心





マイが住んでいるのはウェルズタウンのマンションの一角

それはなかなか広い所で家族1世帯が住んでも余裕がありそうなくらいだった



「あ、見てこれ。ジュラルドンのぬいぐるみ」


嬉しそうにプレゼントを開封するマイは、ふへへ、とだらしない笑みを浮かべた


マイのベッドを背もたれにして座るオレはそんなマイの様子を見ながら相変わらずスマホを弄っていた


「ねぇキバナ、これなんだと思う?」


マイの問いかけに顔を上げると、そこにはマイの背丈より大きい包みが抱えられていた


「なんだそれ、でけぇな」

「開けてみよー」


オレも気になったのでスマホロトムで配信開始する

すると、視聴者はみるみるうちに増え、ロトムも撮りやすい位置に浮いた


「私の等身大パネルだったりして」

「んな訳あるか。第一これお前よりでけーだろ」

「そうだね…、、、ねぇキバナ。キバナ開けてよ」

「は!?なんでだよ」


マイの突拍子の無い発言に驚くが、既にマイは部屋の端にいて、フードを被り防御体勢に入っている

てか、その位置はずりぃだろ。


「いやだってさ、スピアーとかいたらどうすんの。ドガースとか」

「スピアーは入んねぇだろ。せめてアーボだな」

「じゃあアーボが出てくる」



出てこねぇよ。そう思いながらもオレは包みを開けていく

包装を取り、テープを切り、箱を開ける


「……。」


オレは中身を見て静かに箱を閉じた


「え、なに。なにが入ってたの?」

「これオレさまが貰うわ」

「ダメだよ〜、中身教えて〜」


マイに箱の中身を見られる!!

そう思ってオレが咄嗟にとった行動



それは箱に抱きつく。だった


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