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妖精の夢~Another Story~【気象系BL】

第1章  Red fairy doting



智「な、なんだよ…。

謝ったんだから、もういいだろ・・」


翔「いや、良くない!!

お前さっき…"シゲと遊んでた"と言ったな?」


智「言ったけど・・それがどうしたの?」


翔「まさかとは思うけど……………

そいつに躰を許したわけじゃないだろうな?」


開いた口が塞がらないというのは、


まさに、こういうことを言うのだろうか。


智「は……!?」


一体どこをどう考えれば・・・・

そんな結論に行き着くのか。


呆れと怒りと…

何と表現していいのか分からない感情が渦巻き、

智は瞬きをするのも忘れ

目の前の翔を見つめることしか出来なかった。


智「…ンなわけ……ないだろう!!!!」

翔の嫉妬深さには、本当にあきれて声も出なくなる。

翔「本当だな?」


智「…うん…」




智が脱力感に襲われつつも返事をした


次の瞬間、翔はその胸元を掴み上げた。


翔「…確認の為だよ。

言葉だけじゃなく……躰にも聞いておくかなぁ」

智「っ翔君…!!」


そのまま強引に上着を捲り上げられる。



そこに現れたものは、

数日前翔に付けられた赤い印。



智「っ、毎回毎回こんなモン付けられて……

誰にも見せれるわけないだろ!!」


翔「ふ…それもそうだね」


翔の口角が僅かに上がった。


これは嫌な予感がした。


翔「ならこれからも…

俺の物だって印付けておかないとね・・智…」


ツゥと赤い印を指でなぞられる。


智「ん…」


智は慣れた感覚なのに、躰が反応してしまう。

そして、これから起こるであろう出来事に

期待をしてしまう。



翔「クスクス・・

その気は…あるんだね?」


智「っ…みんなが起きちゃうよ…。

……ヤるなら……手短にやろ…」



智は俯き、吐き捨てるようにそう言って。


翔「了解」

翔も理解したように、その躰をソファーに沈めた。

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