第20章 ☆??ルート☆ Bad END
「おっす〜憲ちゃん♪」
「っ……?」
背後からどこかで聞いたことあるような声が聞こえ
憲吾は後ろを振り返った。その目線の先に居たのは……
「やっとオレのとこ来る気になった?」
「ってめぇ……いつの間に……」
「響さんの気配が消えた辺りくらいからかな〜
ついでに独り言言い始めた頃!」
「っ……」
憲吾の元に現れたのは
組織に所属しており二重スパイをしているというジュリだった。
憲吾は眉間に皺を寄せながらジュリを見た。
「……ゆりちゃんは、
全ての未練を断ち切ってオレらのとこに来た。お前も、
全ての未練を断ち切る覚悟はある?
兄貴も仲間も、お前に関わりある奴ら全部捨てて……」
いつにない真面目な顔で憲吾に告げるジュリ。
だが今の憲吾に迷いはなかった。
「あぁ……俺はもう、ゆりだけいればいい。
それ以外の奴らなんて知ったことか……」
「……いいじゃん、その顔。
悪のカリスマって呼ばれてた頃もそんな感じだったの?」
「さぁな……」
(コイツ、俺の過去まで知ってんのか……?)
「んで?これからどこ行く気だったの?」
「一度うちに戻るつもりだ。
忘れたもんも、あるからな……」
「ふ〜ん……んじゃ!オレの車に乗りなよ。
電車とかで帰ると兄貴に見つかる可能性あるからね……」
「っ……」
ジュリの言葉に憲吾はやはり圭吾達は自分を探しているのではと察した。
「お節介な兄ちゃんはこっちの方に向かってて時期来る……
無愛想な兄ちゃんも星の丘公園からこっちに合流する可能性高いし
オレの車に乗った方が安全だよ?」
「……そうだな。
お前には、聞きてぇこともあるからな……」
「……オッケー、んじゃ!
見つからないうち移動するよ。」
「あぁ、」
憲吾はジュリに着いていくことにした。
車を止めていたパーキングに着きその車に乗り込んだ頃、
圭吾は別のパーキングに車を止め十番通りに向かっていた。
「っ十番通り……ここか、」
(憲吾が電話を切ったのは俺に居場所を知られたくないと言うこと……
この近くにいる可能性高いかもしれない……それにしても、
甘い匂いが凄いな……憲吾も長居するとは思えないけど……)
Dolce.へ足を進める圭吾、店内はお客さんで賑わっているのが
ショーウィンドウから見てもわかった。