第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
「今から、樹と宙くんに繋いでリモート状態で今の状況を話すよ。
さすがに宙くんをここに連れて行くのは危険だからね……」
「ですね……いくら田中さんが俺らの監視役とはいえ
いつどこで東郷が見てるかもわからないし……」
「そういうこと……樹からは、ゆりちゃんが学校周りのことを聞くよ。」
「はい。」
北斗は手際よくリモートの用意をし画面を開いた。
すると既に宙はスタンバイしていたようで気づくなりこちら側に手を振ってきた。
『やっほー憲吾くん!
北斗さんもさっきぶりー』
「……随分能天気だな……」
(スキャンダル撮られた側の雰囲気とは思えん……)←
『写真撮られちゃうのは芸能人の定めだしねー……それに、今大変なのは
オレらよりゆりちゃんだろ?オレらが凹んでどうすんのさ、』
「っそれはそうだが……」
「宙くん……君のいう通りでもあるけどマネージャーとしては
君のことも心配してるんだからね?
もう少し、自覚を持ってほしいものだよ……」
『そんなガミガミ言わないでよー……そんなことより樹さんまた遅刻?
オレより樹さん叱ってよ……』
いつもの如く頬を膨らませる宙、憲吾と北斗はやれやれと宙をみるのだった。
そしてそれから間もなくして樹ともリモートで繋がった。
『ごめんごめん!
やっぱオレっちが最後?笑』
「あぁ。案の定な……よし、全員揃ったところで早速状況整理するよ。
まずみんなも知ってるだろうけど、今日は書店からゆりちゃんにまつわる
スキャンダル本が出版された。週刊誌ではなく、書籍としてね……
樹、あれから東郷響の動向は把握することができなかったのか?」
『あぁ……どうやら響さん、オレをはぐらかした後別の奴ら使って
事を進めてたみたい。
現に、ソイツらがオレにマウントとってきたしさぁ……』
「別の部下がということか?」
『あぁ、オレと同じくらいの男2人でこれがまた響さん崇拝しててさー……
そんで、ソイツらからも話は聞き出したけどこの本を出した出版社の
御河童舎って聞き覚えある?』
「御河童舎……?全く聞き覚えないな……リストにも、
そんな出版社載って……」
「『……。』」
((随分ふざけた会社名だな……))←
樹と北斗の会話を聞いていた憲吾と宙は同時に同じ事を思うのだった。