第1章 始まりの章
「しばらく此処にいれるのか?」
朝ごはんを食べ終わった2人は
洗濯物を干していた
『えぇ、しばらくまた
鱗滝さんの所にお世話になろうと!」
満面の笑顔で布団を干しながら
絢迦は頷く
「おぉー、そうかそうか!」
鱗滝にとって絢迦は孫娘の様な
感覚なのでしばらく一緒にいれるのは
内心ものすごく嬉しい事なのだ
洗濯物も終わり2人は縁側でお茶を
しながらのんびりとしていた
『それに禰豆子ちゃんのお世話も
してあげたいですから!』
言いながら器用に着物を
縫い合わせてゆく
「その着物は?」
『こっちが鱗滝さんで
こっちが炭治郎君、そして禰豆子ちゃん!』
3枚の色とりどりの布を
器用に縫いながら説明する絢迦
「まぁ、せっかく来たんだ。
気がすむまでゆっくりするんだぞ!
(またなんか悩んどるんだなぁ~)」
『ありがとうございます!』
絢迦が何か抱え込むと
自分の所に来るのがわかっている
鱗滝はなにも言わずお茶を飲んでいた