第15章 VS魚人
「ブゥーーーーッ!!!!…っっぱァ!!!!」
アーロンパークの隣から噴水が…あれ、ルフィが……
「何だ!!?」
「きたか!後は足枷をはずすだけだ!!」
「!…何だ、そういうことか…」
「え、何?どういうこと??」
ルフィとサンジ、後は村の人たちもなんか分かったような顔をしている。私とナミはひたすら混乱だ。
「つ、つまり…?」
「何秒か、時間稼ぎが必要だ!おい、30秒!!それ以上はもたねぇ。」
「それで十分だ!!」
サンジがゾロの聲で水に飛び込んだ。何、何が起きてるの?サンジが飛び込んだプールを恐る恐る除くと…ルフィが沈んでた。…え、でもなんかルフィの首が伸びてて、あとなんか地面の足枷みたいのが沈んでる。…あー、分かった、ルフィきっとヘマやらかして沈まさせられたんだアーロンに。で、きっと溺れたルフィを誰かが首だけを地上へ連れて行って呼吸を促してたんだ。
「あんな所に噴水はねぇぞ!?まさかあのゴム野郎か!!?」
「気にすんな、何でもねぇよ半魚野郎。」
ゾロが余所見したアーロンを切りつける。
「その言葉は二度と口にするなと言っといたはずだぜ。瀕死のロロノア・ゾロよ…」
「そ、そうだよゾロ…もう動かないほうが…てかそのキズどうしたの??なんでそんな…」
「何でもねぇよ、なまえは下がってろ!死ぬぞ…」
その時…
「卵星っ!!!!」
うん?この声はウソップ…そうだ、ウソップ、今までどこに行ってたの?
「援護するぞゾロ!!!存分に戦え!!!」
「「「「そこかぁ!!!」」」」
ウソップはアーロンパークの壊れた壁の隙間から顔をのぞかせた。ウソップもなんか血だらけなんですけど…
「ウソップ!!どこ行ってたの!?」
「聞けなまえ!!!おれ様が幹部を1人、幹部を1人!幹部を1人仕留めたぜ!!!」
「ええええええ!!!?すごいじゃん!!カッコイイウソップ〜〜〜!!!」
「ふふ〜ん、そうだろうそうだろう!!恐れ入ったらおれをウソップ様と呼ばしてやるよ!!」
「ウソップ様〜〜!!」
「…おい、何言ってんだお前…」
ノリで言ってやっただけなのに、なんでそんな引いたような目で私を見るのさゾロよ。