第11章 おそ松の憂鬱
ニコニコと数字松を見てたら、肩をとんとんと叩かれて、そこを見るとカラ松がご飯が乗ってるスプーンを持ち上げながら格好つけてこう言った。
「これはヘヴンからの極上の恵みだ!口に入れるとエッグの口溶けと甘味が心を満たしてくれる!そう!!まるd...」
「はいはいギルトガイ、スプーン持ったまま動かないで。落ちるよ。はい、あーん。」
「え、あ、パク。」
「よく出来ました〜、美味しいですか?カラ松くん?」
「え...あ、おう。美味しいぜ!」
「そっか〜それはよかった......って何してるのおそ松兄さん。」
スプーンに乗ってるご飯が気が気でなかったので、カラ松からスプーンを奪い取り流れであーんしてやった。餌付け成功。そこに私に向かって口を開けてるやつが目に入った。
「見てわかんない?なつきちゃんのあーん待ち♡」
黙ってオムライス入れてやったら、これまた黙ってそれを口に含んで食べるおそ松。
「いやなんか言って!?どういう感情!?」
今日初のチョロ松のツッコミいただきました。...ていうか、今日チョロ松用があったんじゃ..
「チョロ松兄さん、ニャーちゃんのライブは?」
「そうだ!!ライブの時間に間に合わないよ!!行ってきます!!」
慌てて玄関に走ってくチョロ松。おいおい、当事者が忘れててどうするよ。
「あ、そうだー!僕デートの約束してたんだった。僕も出かけてくるね〜。」
続いてトド松も出ていった。ご飯もしっかり食べ終わってて特に文句はなかったので、にこやかに見送る。
「いってらっしゃ〜い、せいぜい頑張れ童貞ニートリア充松兄さん。」
「クヒッ...最高。俺も猫に餌あげてくる。」
怒るトド松とさらにからかう一松。そしてご飯を流し台に運び終わった筋肉松が
「フッ、今日もカラ松ガール達が呼んでいる!」
「泳いできマッスルハッスル!!」
そう言って出ていった。残りは1人。
「......で、おそ松兄さんは行かないの?」
ひとり寂しくもしゃもしゃとのんびりオムライスを食べてる長男がいる。
「今日は特に新台入荷してないし、用事ないんだよねぇ〜。デートする?」
「しないかな。今日はやることあるし。」
「ええ〜、お兄様に構いなさい!暇だから!」
「じゃあ後でね〜」
そう言って末弟、四男、三男、長男の皿を流し台へ持っいく。洗い物しないと
