• テキストサイズ

【名探偵コナン】トリプルフェイスの幼馴染は最強?【BL】

第11章 怪盗キッド


『怪盗…何だって?』


久しぶりのポアロに来て恒例のハムサンドとアイスコーヒーを注文し、何度食べても美味いなと自然と表情を緩ませて食べていると店内に入ってきた蘭ちゃんと園子ちゃん、それにコナンの姿を捉えると向こうも気付いたようで嬉しそうに相席してきた三人。
しかも何やら興奮している園子ちゃんにどうしたのかを聞くよりも先に身を乗り出して告げられた怪盗キッドとの初めて聞く名前に首を傾げた。



「怪盗キッドだよ。悠さん知らないの?」



『いや、知らね』



「そ、そうなんだ…(これ、アイツが聞いたらヘコみそうだな)…」




『で?その怪盗……「キッド」……その、怪盗キッドって奴がどうかしたのか?』



キャンプ場の一件があってからというもの俺に対するコナンの対応がガラリと変わった。
まず呼び方、いつの間にか#NMAE2#さんから悠さんになっていることに最初は違和感しかなかったがそれも慣れてしまえば意外とすんなり耳に入り、更にコナンが推理する所を見たことにより前よりも遠慮のない話し方に可愛くないと思ったのは許せ。



「実は次郎吉叔父様の元にキッド様から予告状が届いたの!!」




『次郎吉叔父様って……え、園子ちゃんって結構いいとこのお嬢さんなのか?』




「蒼井さん知らないんですか?園子は鈴木財閥の娘さんなんですよ!」




『………鈴木財閥!?…それはまたすげえとこのお嬢さんだな……っと、話の腰を折って悪い。で、その園子ちゃんの叔父さんの所に怪盗から予告状が届いたと。ちなみにその内容は?』



園子ちゃんの苗字を聞いた時にまさかとは思っていたのだが本当に有名な鈴木財閥の娘さんだったとは驚きだ。それにしても予告状を送ってくるとは平成のルパンか?と心の中で呟く俺の目の前に置かれた二枚の写真に視線を向ける。



「コレがその予告状です!」



【親愛なる次郎吉様。
 


 明日 光が沈むとき レッドアイズを頂戴に参ります
 


             怪盗キッド】




『レッドアイズ?』




「もう一枚に写っているいるのがそのレッドアイズです」



予告状に書かれたレッドアイズというまさに名前の通り、真っ赤な大きな宝石。それはまるでギラギラと燃えるような瞳を持つドラゴンを彷彿させた。
/ 133ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp