【名探偵コナン】トリプルフェイスの幼馴染は最強?【BL】
第10章 キャンプへ強制参加!
連日の仕事を終えて久しぶりの休日。今日こそは好きなだけ家でダラダラしてやると心に決めていた。…決めていたのに…
『何でこうなった』
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遡ること数時間前、悲しい職業病でいつも通りの時間に目を覚ましたのは仕方ない。そのぶん休日を堪能できると鼻歌を歌って前日に購入していたお惣菜のパンを食べて一日の予定を頭の中で考えているとチャイムが鳴る音にこんな早い時間に誰だと扉を開けたのがそもそもの間違いで、ものすごい笑顔で俺を見上げる眼鏡少年ことコナンと、同じくものすごい爽やかな笑みを浮かべている幼馴染こと降谷零。
…いや、お前ら何で一緒に?そもそも何しに来た…
取り合えず嫌な予感しかしないので扉を閉めようとしたのだが足が隙間に入れられそれも叶わず…無念ッ。
『っつーか、何の用だよ。俺はこれから久しぶりの休日をま「ダラダラして過ごすだけ、ですよね」………』
『いや、だから今日はゆ「どうせ部屋に引きこもってDVD見るだけでしょ?なら問題ないよね!」………』
………コイツ等…俺を何だと思ってんだ…
この二人がタッグを組むと本当に面倒だ。しかも勝手に部屋に入って早く準備してくださいと急かす幼馴染に、案外綺麗にしてるんだね!と笑顔でリビングを見渡しているコナン。…お前ら勝手に入ってんじゃねえよ…。
はあ……俺の休日がこうして今日も消えていくのか…
『……で、何処に行くんだよ』
「?ああ、言ってませんでしたね。今から子供達と阿笠さんとでキャンプに行くんです」
『へー…キャンプね……………キャンプ!?』
俺の問いかけにサラッと告げた零にもっと早く言えよ!と思ったのは当然だとおもう。
そんな驚いている俺をよそに早く早くと言われ、この自由人を本気でどうにかしてくれと普段神頼みなどしないのだが願わずにはいられず、渋々服を着替えて強制的に車の中へと押し込められた。