【名探偵コナン】トリプルフェイスの幼馴染は最強?【BL】
第6章 小さな名探偵
今日は仕事がオフなので好きなだけ寝てやると意気込んだまでは良かったのだがいつも起きる時間帯に目が覚めてしまい職業病怖い…なんて思ったのは無理もないはず。
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『ふぁ………はよ、零…』
「ああ、おはよう。って悠…お前今日はオフだろ?少し早いんじゃないか?」
『あー…………目が覚めた……』
「ふっ、職業病だな」
『零は…今日ポアロでバイトだったか?』
じゃっかん寝ぐせで跳ねた髪をくしゃりと片手で押さえながらリビングに入ると珈琲のいい香りに僅かに残っていた眠気が消えていくのを感じ、先に起きていた零の姿をとらえれば軽く挨拶を済ませてきた俺に少し驚いたような顔をしてから似た者同士かと笑みを浮かべ。
「ああ。だが公安の方に寄ってからになる。13時頃なら店も落ち着くだろうから、それを目安にして来てくれ」
『りょーかい。って、もう行くのか?』
「今日中に済ませたい仕事があるからな。テーブルの上に朝食用意してあるから温めなおして食べろ」
既にスーツをきっちり着ている零の姿にコイツほどスーツが似合う男はいないだろうなと思いつつしっかりと用意されてる朝食に感謝し、また後でとの言葉を残して部屋を出て行く後ろ姿を見送った。
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一気に静かになった部屋で用意してくれた朝食をとり後片付けを済ませ、昨夜干してくれていた洗濯を取り込み畳んでおく。多少不格好になっているが…まあ使えればいいだろ。
そんなこんなで自分に出来ることを終えればチラリと時計を見やる。
んー…出るにしてもまだ早い時間ではあるが…
少し考えてからこのまま部屋に居てもやることもないので軽い散歩でもしながら時間を潰そうと決めて服を着替え、財布と携帯を持って鍵を閉めマンションを後にした。