第4章 晴天霹靂
『三蔵一行ーー!(以下略』
いつものセリフで襲ってくる刺客。
『あーもー!どんだけいるのー!うぜぇんじゃぼけぇ!!』
キレながら銃を打っ放すのは衣月。
『切れたってしょうがないですよ?皆さん、これがお仕事なんですから。』
穏やかな顔をしつつも鎖鎌つきの錫杖を振り回す里白。
『僕達に勝てたら何百万円とか報奨金でも出るんですかね?』
ニコニコとしつつ気功法で妖怪を倒しながら言う八戒。
『さぁな…出るとしたら数百万じゃ割に合わねぇだろ?俺、カッコイイし?』
軽口を叩きながら錫杖を操る悟浄。
『俺にもそのほーしょーきん!とかいうのくれよ!肉まん食い放題じゃん!!あー腹減ってきた…』
食べ物のことしか頭にない悟空。
『お前は草でも食ってろ…』
俊敏な動きで的確に敵を倒す三蔵。
ここまではいつもの日常。
『悟浄っ!!うしろっ!!』
『っ!?』
少し、油断した。
八戒が声をかけたときに既に遅し。
助けようと向かった里白と共に崖から落ちてしまった。
『え?うそ……助けに行かないと。八戒!下流の方に車走らせて!!』
『はい!!』
衣月の声にジープに乗り2人を助けに向かった。