第3章 day2 「入間銃兎」
「口で咥えてください。」
むわり、汗で蒸れた隠部の匂いを嗅ぎながら私は唇で先を咥える。
唇に当たるふに、という感触。
小さな穴をちろり、と舐め、そのまま亀頭を咥える。
浅く咥えていれば後頭部を押さえつけられぐいと奥まで飲み込ませられる。
「ぅぐっ…」
「ん、良いですね。」
食事を抜いていてよかった。
喉奥を攻められるのは嫌いではないけれど、吐いたら元も子もない。
襲い来る嘔吐感。
それでも奥まで飲み込み喉を締める。
よく出来ていると言わんばかりに喉を撫でる入間さん。
甘やかし、とは違うけれど、こうやって褒められるのは好きだ。
この仕事は褒められることが多いから凄く好き。
リップ音やアダルトビデオのようなえっちな音とは違う、くぐもった声が部屋に響く。
「上手ですね。」
その声とともに一度奥に入り込み、引き抜かれる陰茎。
襲い来る嘔吐感に体を丸めて咳き込んでいれば、入間さんはくすりと笑う。
「じゃあ、立ち上がってスカートをめくってください。」
吐き気で涙目、口の中は粘っこい唾液が溢れている状態。
それを入間さんはさも楽しげな表情で見ている。
やばい
興奮する。