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【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います

第59章 それは突然に


「おねだりして?」

「おねだり......?」

「イカせてほしいなら、俺におねだりして」

クチュッと、入口に彼の熱が触れる。


「んっ......」

「まだ、あげられないね。早く中まで温めてあげたい......」

握ったそれで、入口を撫で回される。


「ああっ......そんな、えっちなこと言わないで」

「ふふっ、もっと濡れちゃうもんね」

「違......」

「早く聞かせて......」

人は、快楽には逆らえない生き物みたいだ。


こんなの、私じゃないみたい。

その手を掴むとそのまま指に口付ける。


彼の膝の上に跨がって中腰になると、

「増長さんの指で、私のここ......もっと愛して下さい」

その指を入口に触れさせた。


「みょうじさんは俺にイカせてほしいの?」

「はい......」

「はぁ......『イカせて』って言わせたかったのに」

「えっ?」

「可愛いから、許してあげようかな」

彼は微笑むと唇に触れるだけのキスをくれた。


指は丁寧で優しいのに、快楽が止まらない。


「んんっ......あっ」

「気持ち良い?」

「ふぁっ......気持ちい......」

「本当に可愛いね。感じてる顔、ずっと見てたい......」

「んっ、そんなの、むり......」

見つめてくる視線に慌てて目を逸らす。

「ああっ!もっ......やあああ!」


終わった......?

ほぼ、悲鳴に近い声を出してしまった。
本当に聞こえてないかな?


不安になっていると、再び触れた唇。

「んっ、ふっ......」

口付けはどんどん深くなっていく。


「最後は、ちゃんと目を見て......」

その後はあんまり覚えてない。


頭が、真っ白になって......。


「あっ......んっ、んんん!」


その声は、

とろけるような甘い口付けに飲み込まれたーー。
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