• テキストサイズ

【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います

第49章 私の居場所、未来への約束


「健十、ふざけすぎ!」

増長さんの怒る声が聞こえると、今度は彼の腕の中に収まった。
これ、本当にどうしたのかな?


「色々ありました......」

夢だよね?頬をつねると手を掴まれる。


「夢ならいいのに夢じゃないよ?」

目の前の彼は何やらご立腹で大きなため息をついた。


「上書きしないとね。俺のだって見せつけちゃおうかな?」

「えっ!?」

「俺が一番みょうじさんを夢中にさせるよ?」

力強く引き寄せられるとそのまま唇を塞がれた。

唇、熱い......彼の頬は上気していて私もそれは同じだろう。


「ますな、が......んっ!」

とても熱い口付けを与えられて、逃げようとしても執拗に舌を絡められる。

「はっ......んっ......」

苦しくて視界がぼやけた。

「はぁ......可愛い......」

唇が離れたと思えば、もう一度塞がれる。
頭が沸騰する......。

「もっ......んっ、だ......め」

「逃げても......だめ」

後頭部を掴まれてさらに絡められてーー
も、無理......!!


力が入らなくて、ズルズルとその場に座り込んでしまった。


もう、恥ずかしい......このまま消えてしまいたい。
つばさちゃんを見ると、予想通り真っ赤な顔をしていた。


「も、許してください......」


土下座のような体制で、許しをこう。


「大丈夫か?」


この声は......百くん?


百くんは、安全だよね?

前のキスは気の迷いなはずだよね?


彼は私を抱き起こしてくれる。

その胸に飛び込んだ。


「救世主!百くん、助けてください」

「よしよし、大変だったな」


そう言うと頭を撫でてくれる。

好きだなぁ、この手......好き!


「なまえ、俺のところに来い。」


あれ......?


彼のお顔は、心なしか赤いような。


「男は狼だ。もう分かっただろう。俺ならこんな公の場で、あんたに恥ずかしい思いはさせない!」


狼......皆さんは狼なの?


「毎日、俺の為に味噌汁を作ってくれ」


これって、ドラマで見たことある ♪


って......
/ 1163ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp