【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います
第41章 Fake Marriage
「かわいい......」
甘い言葉と共にその涙も吸い上げられた。
身体中が心臓になったかのように胸の音がうるさい。
苦しいけど幸せで......永遠に終わらなかったらいいのに。
それでも時間は無常に過ぎて行く。
「本当に後悔しない?」
目が合うと優しく微笑まれた。
「絶対に......しません」
その声を合図に避妊具を付けて濡れた所に擦り付けられる。やらしい音がして身体が熱い。
「ここも......可愛いね」
先端がそこで擦れて、ぐちゅっ、ぐちゅっと卑猥な音がする。
「んっ、熱くて......硬い」
「興奮したの?さっきより濡れてるね。こっちは?」
入り口の上の蕾を擦られる。
「あっ!」
ビクンッと身体が脈打った。
自分でも恥ずかしいくらいに濡れてるし......。
「ふふっ、初めてなのに感じ過ぎだよ。でもこれだけ濡れてたら痛くないかな?挿れるね?」
その声に頷くと彼は私の腕を掴み自身の首に誘導した。
「痛かったら引っかいていいから」
「え?」
「みょうじさんになら傷つけられてもいい......でも力抜いてね?」
綺麗な顔が近づいてきて慌てて目を閉じると、唇が触れる。
「キスに集中して?」
それはすぐに深くなった。
「んっ......」
「はっ......上手だね」
舌が立てる水音はどちらの音か分からない。
気持ち良くて......のぼせたみたいに頭がクラクラする。