• テキストサイズ

【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第4章 煌めけVivid Color


「これぞ本気の末に辿り着いた、楽・園!お星さまカレーに相応しい絵だあああ!!」


監督はこの展開に大いに盛り上がっている。


あの後はカレールーの生みの親を紹介してもらった。

「こちらがカレールーの生みの親!米田さん」


あのお婆さん!?


どうやら彼女に私たちは試されていたようだ。

大切に守り続けたお星さまカレー。
それを宣伝するに相応しい人材かどうか。


その気持ちはなんとなく分かる。
深い思い入れがある我が子同然なんだろう。


結果はもちろん合格!
監督の提案で最後の撮影場所はこの温泉になった。


皆は温泉に浸かり、つばさちゃんと私も足湯をさせてもらう。
気持ちいい!!


「身体中に沁み入る湯だ」

「本当ですね」

音済さんと釈村さんも満足そうで、疲れも少しは取れそう。


「それにしても、二人の耳の良さにはびっくりだよな〜!」

「助けられたな」

王茶利さんと野目さんが褒めてくれる。


「いえ、元はと言えば私が携帯を取られちゃったからで、本当にありがとうございました」

つばさちゃんが申し訳なさそうに言う。


「でも、戻って来て良かったね!」

「うん」

私達は笑い合った。
/ 1163ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp