【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第3章 Pastel Colorにご用心
キタコレやMooNsより分かりにくい形ではあるけれど、THRIVEだってメンバー同士が思い合っている。
本当は仲の良いグループなんだ。
問題は編集長だよね?
彼女をどうすればいいんだろう。
内心頭を抱えていた。
彼女さえこの場に居なければ......撮影再開もスムーズにいくんだけど。
「お疲れ様です」
突然その場にやって来たのは篤志さん。
様子を見ていると彼が編集長をディナーへ誘うという助け船を出してくれた。
編集長の顔が赤い気がする......満更でもないみたい。
「ありがとうございます!」
もちろん心の中でだけど、そう叫んでいた。
その後の撮影は勿論無事に再開。
「金城さん大丈夫かな?」
隣ではつばさちゃんがそわそわしている。
絶対に大丈夫!
何故か確信があった。
「金城さんならやってくれるよ!」
視界の端に白いなにか......。
あれって......。
「猫ちゃん......?」
スタジオに白猫ちゃんが入って来た。
紛れ込んだのかな?
でも、その子が猫耳の代わりになってくれて
撮影は最高の形で終了したのだったーー。