第100章 大きな涙。
★★
テツ君は、私たちの強い想いとともに、コートに立った
ベンチに居る皆も
コートに居る皆も
想いは同じ
テツ君はバニシングドライブを決め
ファントムシュートからの大我のアリウープで点を取る
コガ「よっしゃあ」
そしてここから皆の調子は上がっていった
順くんもスリーを決め
皆が夏からずっと練習してきていた新フォーメーション
S・A・Mディフェンスもここで使いテツ君のスティールを最大限活かした
誠凛の勢いは止まらない
テツ君から俊くんにボールが渡り、俊くんはボールを放った
「入って!!」
―パッ―
ボールはネットを潜り抜けた
「入った!!」
降旗「やったぁー!!」
福田「伊月先輩」
―ピピピッ―
「ノーカウント」
「「「「・・・・・・っ」」」」
俊くんのシュートは決まったものの、得点にはならなかった
第三Qが終わり、2分間のインターバルに入った