第76章 変わらない想い。
★★
涼太は私の手を引いて歩いていく
私から見える涼太の顔は、何だか切なそう
涼太はいつも、私に元気をくれる
だから私も、元気をあげたい
「ねぇ、飴食べる?」
黄瀬「飴っスか?」
「そう!元気になる飴だよ^^はい」
黄瀬「ありがと・・・・・えっ!この飴・・・」
「この飴食べると元気出るんだ♪」
黄瀬「苺の飴・・・・」
「涼太!いつも私に元気をくれてありがとう!」
今度は私が涼太の手を握って歩き出す
「変わらずに、好きでいてくれてありがとう!!涼太の気持ち、聞かせてくれてありがとう!!」
黄瀬「俺・・・・ずっとの隣に居たいっス」
「うん・・・・・ありがとう」
涼太はこんなにも私を想ってくれてる
その気持ちと、同じ気持ちを返せない事がこんなにも苦しいんだって
知らなかった
好きなのに
好きになれない
涼太・・・・・苦しいよ・・・・
答えられなくて・・・・ごめん