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いつも眠いのはキミのせい。

第72章 私の話。


-次の日-


私は学校を休んで、パパと一緒に病院に来てた



もちろん、記憶を無くしてしまってることをパパに話したのもWCが決まった日で、凄く凄く怒られた「何でもっと早く言わねーんだ!」って


パパは私に凄く怒ってたけど、夜中に一人で声を殺して泣いてたんだ


それはとてもいたたまれなかった


そんなパパに流石に足の傷を見せることはできない


パパにはもう・・・泣いてほしくない




「パパ・・・・ごめんね。いっぱいいっぱい迷惑かけて・・・・」

パパ「」

「ん?」

パパ「俺はお前の父親だ。何も父親らしいことなんてできてねーがな、子供は親に迷惑かけてなんぼだ!だからもう謝んじゃねーぞ」




パパとこんな風に二人で話すのなんてどれくらい振りだろう


いつもリコちゃんとパパが楽しそうに話してる姿を隣で見てる事が多かった


パパの背中ってまだまだこんなに大きいんだなって思ったよ




「パパ」

パパ「ああ?」

「ありがとう^^大好きだよ」

パパ「なっ、何だよ急に!・・・照れんじゃねーか・・・」




パパはそっぽ向いて少し顔を赤くしてた


それが何だか嬉しかった


ちゃんと私の事も好きでいてくれて、大事に想ってくれてる


こんなことになっちゃったけど、皆のあったかさ、パパの大事に想ってくれる気持ちに気づけたのは記憶を無くしてしまったおかげかもしれない・・・・・


何て少しだけこの状況に感謝してる自分もいる


結果がどうであっても私は前を向いて歩くんだ


そう心に決めた


大丈夫


だって皆がいてくれるから





「相田さーん、どうぞー」

パパ「行くぞ」

「うん」
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