第46章 合宿(海)。
★★
高尾「真ちゃんのことなんて放っとけよ」
「カズ君・・・・・」
ギュウゥ
カズ君の抱きしめる強さが強くなった
カズ君の心臓・・・ドキドキが早い
「カズ君、苦しいよ?」
高尾「わりぃ・・・じゃあ正面向いて」
カズ君のドキドキが伝わってきたのか、私のドキドキも早くなる
真太郎の事・・・・伝えなきゃ
「カズ君。真太郎は・・・私の特別の中の一人だから・・・・もちろんカズ君も私の特別だよ!!」
高尾「それって・・・・俺だけが特別にはなんねーの?」
カズ君?!急に距離が!?
「え?カズ君・・・・・何か・・・ち、近くない?」
気のせい?
高尾「近づいてんだけど・・・」
気のせいじゃなかった!
「な、何のために?!」
・・・・・・・・・・汗
高尾「ハハッ!それ聞いちゃう?」
どういう展開なのこれ?
カズ君が近づいてくるたびに後ずさってたけど・・・・
ドン
壁が・・・・
「あ、あの・・・・」
カズ君の顔は目の前
何かいつものカズ君じゃなくて・・・・怖い!
どうすることもできなくてギュッと目を閉じた