My Dearest ♡【R18名探偵コナン短編集】
第2章 このまま二人で堕ちていこうか【黒羽快斗】
あれから俺たちは、学校は違うから途中まで一緒に歩いて登校し、放課後は真っ先に家に帰りまどかと会った。
親にバレないように一緒にお風呂に入ったり、俺の部屋で一緒のベッドで寝たりもした。
とにかく俺とまどかとの距離は近くなった。
この時の俺はまどかが好きで好きで、まどかのこと以外考えられないほどまどかのことを愛してた。兄弟だとかそんな世間体なんて考えてすらなかった。
まどかの全てを知りたくて、何度もあの続きをしようとしたが、まどかはリスキーだから、見つかりたくないから誰も来ない2人だけの空間でってことでタイミングを伺ってる。
今日も親父と母さんが寝静まったこの深夜3時、まどかは俺の部屋に来て隣にいる。
時計の針の音だけが聞こえ、カーテンの隙間から見える満月の月明かりがロマンチックに部屋を薄暗く照らしてる。
俺はウトウトして反対側に向いてるまどかの胸に後から抱きついた。
「まどか…好きだ…」
誰にも聞こえない小さな声で囁き背中にキスをした。