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ボーダーライン 【爆豪派閥】

第5章 うなれ体育祭


参加種目の決定、それに伴う個々人の準備。二週間はあっという間に過ぎ、雄英体育祭、本番当日。

体操服に身を包み、入場の時を待つ。電気との特訓を行って少しは成長できたと思う。ちなみに、特訓を通じて、電気と名前で呼び合う仲になった。やっぱ一緒に力をつけるって友情が深まるものなんだね。

精神統一を図る為、音楽を聴いて気持ちを落ち着かせる。これから行われる事への興奮が収まらない、わくわくしてしまう。大きく深呼吸をして目を開ければ、轟君が緑谷君に離しかけていたが、切島君が仲裁に入ったように見えた。喧嘩、だろうか?

「お前には勝つぞ。」

此方も宣戦布告といったところか、宣戦布告流行ってるの?と少し疑いたくなる。

「僕も本気で獲りに行く!」

そうだ、誰もが最高のヒーローになるためにこの場に立つのだ。甘い気持ちで立てるほど、この世界はゆるくない。でも、轟君が緑谷君に“だけ”宣戦布告をした。それって他の人は眼中に無いってこと?そう受け取ってもおかしくないよね。



絶対に、否が応でも、要注意人物だと思わせてやる。眼中に無いだなんて言わせない。絶対に、貴方をねじ伏せてやる。
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