第8章 タイムリミットとクローバー

手に取るように分かる。
この子の気持ちのいいところ、好きな触れられ方。

からだが覚えているのだ。

『おね、っが…焦らしちゃ、いやぁ…ｯ』

「！悪い、自覚無かった。もう欲しい？」

ちゅ、と口付けてやれば素直に抱きついてきて、そのまま俺の右手の指を舐め始める。

こんなエロい事どこで覚えてくるんだか。
…いや、先に指が欲しいという意思表示か、もしかして。

「ん、ありがとうな。脚開いてくれる？」

向かい合って、立て膝になる彼女は既に羞恥でいっぱいいっぱいらしく、それがあんまりにも可愛らしくて自身の膝の上で横抱きにしてしまえば……どこか、嫌がるというよりは一層女らしい顔になって。

「……へえ、なるほど」

『ｯえ、な…ｯぁ…、み、見ちゃいやなの、恥ずかし、っ…』

「ん、分かった見ない…見ないから、気持ちいいところ教えてくんねえ？」

『！！、…あ、…な、なか…』

「なかってどこだろうな、教えてくんないと俺初めてだから分かんねえわ」

なんて意地悪く言いながら、トロトロと愛液を溢れさせているそこの割れ目を開いてみると泣き出しそうな顔をして恥ずかしがってくれてしまう。
やっべ、興奮してきた。

『っおね、がい……意地悪しちゃ、いやぁ…ｯ、！！』

「意地悪せずにどうして欲しいんだ？リアちゃんは」

『ゆ、指下さい…中也さんの指…、』

「言えるじゃん。かしこまりました、お嬢様」

痛くしたらどうしようか、なんて不安はあるものの、ｸﾁｭ､と水音を立てる暖かなそこは俺の中指を簡単に飲み込んでいく。
そのまま出し入れしようとしたところで、また思い出した。

『ぁ、あ…入っ……ｯｯ、！！？！？』

違う、二本だ。
すぐに薬指も追加で滑り込ませて、入口付近の恥骨の裏側を目掛けて、力強くゆっくりと撫で擦る。

『っそれすぐイっちゃうからダメ！ダメなのそれ！！』

「イっちまっていいよ、一回で終わらせるつもりねえし」

『何言っ、！！？！？待っ、あっ、ああｯｯ、！！！！？』

ぶるぶる、と力を入れて達したのを見計らって、恥骨の奥に押し込むようにナカを叩いてやると、ガクガクと痙攣し始める。

『無理、むり、イったばっかでそれらめっ、らめって、っあ、あ、ｯ』

「イっちまったんだ？可愛い…偉いぞリア」

『っふ、！？中也さ、っぁ、ちゅうやさ、ん…』

相変わらず、唆られる。