第9章 フタリノキモチ

「マリアンヌ…なんでこんなに可愛いんだ……」




「（…あぁん…！あぁ……）」



不敵な笑みでマリアンヌを見つめると、アンダーテイカーはその白くて細い首筋に舌を這わせて吸い付き、次々に赤い所有印を付けていった。



「これで名実共に君は小生の宝物だ…ヒッヒッ。」


「（！？）」


キスマークを付けられるのは初めだったマリアンヌは何をされたのかわからなかったが、アンダーテイカーは首筋を撫でながら実に楽しそうだ。


首元から胸にかけて散りばめられたキスマークを満足そうに眺めると、今度はマリアンヌの胸を両手で掴んで包み込んだ。



「（…あっ……）」



マリアンヌの胸は豊かに膨らんでいて、その触り心地も柔らかで最高だ。

優しく揉みしだきながら指先で薄紅色のキレイな乳首を摘めば、マリアンヌはアンダーテイカーが与えた刺激の通りの反応をした。


「（あぁん……な…に…これ……）」


クリクリと弄ばれ、時折唇での愛撫をされれば下半身のむず痒さは最高潮にまで昇りつめてしまう。

それは決して嫌ではない。

アンダーテイカーに触れられれば触れられる程、その感覚は今まで感じた事のない快感に変わり、自分の身体はアンダーテイカーを求める様に疼き出した。


こんな感覚は初めてだった。


自分でも不思議なくらい、マリアンヌはアンダーテイカーを求めてしまい、気付けば膝を擦り合わせながら悶え喘いでしまっていた。


「マリアンヌ〜？なんだかコッチが寂しそうだね〜ちゃんとかわいがってあげるから安心おし。」


するとアンダーテイカーはマリアンヌの両脚を少し開かせると、もう十分に愛液で溢れている蜜口に指をそっと侵入させ、少しずつ強弱をつけながら往来させていった。



「（…あっ…！あっ…！いやぁ……アンダーテイカーさん……ダメぇ……）」



アンダーテイカーの指の動きが気持ちよくて堪らない。どんどん激しくなっていく動きと共に、ビチャビチャと厭らしい水音が響く。

マリアンヌは今までの性行為でこんな量の愛液で下半身を濡らしたことがない。


今までのソレは、男の汚い欲望で汚される行為でしかなかったが、心を繋げた相手とするこの行為はとても尊く愛情に満ちていて、今までしてきたモノとはまったく違っていた。