第1章 「取り戻し」
その先には…………。
「…………っ!?………お、お父………さん?」
お父さんがいた…………。
ピクリとも動かない…………。
お父さんの前に…………謎の人物が立っていた。
その人物の右手は…………赤く染まっていて…………。
剣には、大量の血がついていた。
(…………殺された……?お父さんが…………?)
私は、力なくその場で崩れた。
頬には………涙が流れていた。
すると……カルツが………。
「人殺しめ!ハルツをどうした!?殺したのか!?返せ!ハルツを返せ!」
謎の人物に向かって、叫んでいた。