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私の本丸

第13章 帰ろう、私達の本丸へ




?「俺っちは薬研藤四郎だ、まだお前さんの事はよく分からねぇが…付いて行ってやるよ、大将」


俺っち…?
え、何?超絶可愛い!!
さっきこの子、俺って言ってたよね?
たまに見せるデレみたいなレア感!可愛過ぎる!!


主「はうう!薬研、宜しくね!もう、小夜ちゃんも薬研も可愛過ぎるぅぅぅぅぅ!!」


ぎゅう、と思わず薬研を抱き締めた。
しかし次の瞬間…。


薬研「あんま危機感無ぇと、襲っちまうぜ?たーいしょ」


耳元で囁かれた声が驚く程艶めいていて、頬に熱が集まってくる。
な、なんつー魅惑的な声出すんだ…。


三日月「さあ、ならば連れて行ってくれるか?主の本丸へ」

主「はい!!でも…皆の本丸、ね?」


行きは三人の道中だったけれど、帰りは11人の大人数となった。
文句をぶつぶつと言いながらも、宗三は兄弟と共に来てくれた。
少しだけ表情が柔らかくなった皆を見て、思わず私も笑みが零れる。
私の手を取り右では加州、左では蛍丸が微笑み掛けてくれていた。

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