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染井版 夢松短編〜中編集
第1章 百々目鬼チョロ松と夢主の話
私の住む村には代々こんな話が受け継がれている。
『満月の夜遅くに祠を叩くな
叩けば目を潰される』
祠と言うのは村に唯一ある神社の祠のことで
小さい頃は結構怖くて満月の夜でなくても
そこに近づくことすら怖かった。
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