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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


ココナッツの香りがするアイスティーを、ヒヤシンスで編まれた南国風のチェアに座って飲んでるけどちっとも気分は晴れない。


仕事が順調ならこの時間だって贅沢なはずなのに、仕事がうまくいかない時はどんな景色だって色あせる。


BOSSならこんな時どうするんだろ…



うまくいかないことに半分ふてくされながらアイスティーを飲んでると、荒々しくドアが開く音がして大我が戻ってきた。


「…大丈夫?」

「あぁ」


ものすごい機嫌が悪い……というより、多分怒ってる。

ドサッと音を立ててリビングルームのソファに深く座って、眉間には深く皴を刻んでる。


大我は普段こんな風に不快感を出すことは少ない。

何か揉めた?



「ねぇ。機嫌直して」


後ろ側から肩に手をかけると物凄く硬くて緊張してるから驚いた。

さっき色合わせした時はこんな風に張ってなかったのに…


「ちょっとこっち来て」


何も言わなかったけど手を引くと素直に立ち上がったから、カーテンを閉めて寝室のソファに座らせた。


「ちょっと待ってて」


あんなに緊張してたら大我が疲れちゃうし血行が悪くなって明日の撮影にも響く。

熱めのタオルを用意して首に当てて、しばらくマッサージをしていると少し緊張がほぐれたのか肩から力が抜けていくのが伝わってきた。


「八つ当たりして悪かった」

「なんかあった?」












「メイクは用意してるからお前を外せってさ」




なるほどね…



進まない原因はあたしって事ね。





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