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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


青峰君がドアを開けると夜景の見えるテーブルにディナーのセットがされてシャンパンボトルが置かれた


『お注ぎしてよろしいでしょうか?』

『あぁ』


ホテル内のレストランのメニューがすべて用意されてなんでも頼んで大丈夫だって言ってくれた。



「なんかレストランを用意できなかったお詫びだってよ」

「予約もしないあたしたちがいけないのにね」

「飲むか?」

「青峰君は?」

「せっかくだから俺は飲む」

「じゃぁあたしもいただきます」

迷いはあった。

大我がいない時は外で飲まないことにしてたし、男の人と二人きりでホテルの部屋で飲むなんてリスキーだって分かってるから。

自分でもどうして飲むなんて言ったのか分からなかった。


シャンパンは好きだけどここじゃなきゃ絶対飲めないって物でもなかったのに、あたしは飲むことを自分で選んだ。


ゆっくり飲んでいたのに空腹のせいかいつもより回ってくるのが早い。

ちらっと視線を移したボトルに見えたアルコール度数は12.5%

シャンパンとしては別に高くもないから空腹のせい。
チェイサーやおつまみを少しでももらっておくべきだった。


「お食事…頼んでもいいかな?」

「そうだな。何食う?」

飲むのを一度やめて何か頼もうとメニューを一緒に見てると、青峰君は多分全く酔ってないのか普通に飲んでる。


「えび…食べたい」

「こっちもえびあるから見るか?」

「うん」


中華もフレンチもイタリアンも和食も全部のメニューが用意されてて、その中から食べたい物をピックアップして伝えると青峰君がオーダーしてくれた。



これ以上空腹にお酒を入れるのはまずいって分かってるから、お料理が来るまで飲まないでおこうとずっと夜景を眺めてた。








「おい、…大丈夫か?」

「空腹のせいでちょっと回っちゃったの…お食事と一緒に飲みたい」

「そうだな。ちょっと立てるか?」

「うん」


あたしの席に回って立つのに手を貸してくれた青峰君が腰を支えるようにして、続き部屋になって扉が開いてるベッドルームにあたしを入れた。







心臓がドキリと音を立てた



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