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最愛 【黒子のバスケ】

第24章 勘違い


“ダイキと同じ番号”


この男の子も地元のチームでバスケをやってて、NBAの人気選手の背番号は取り合いだったみたいで、10本シュートして多く決められた子から好きな番号を取っていいってコーチに言われて、来る日も来る日もシュートを練習してやっと手に入れた5番だったらしい。


それなのに青峰君は15にしちゃったから番号が違うって不貞腐れてるってご両親が教えてくれた。

『俺を見ろ』

小さな男の子の目線までしゃがんだ青峰君と、口を尖らせたままの男の子の目が合うと、大きな手を男の子の頭にぽんと乗せた。

『なに?』

『いいか?お前が自分の目標のために努力したことに意味があるってことを忘れるな。いつだって自分の行動は自分の目標のためにある。俺が15にしたのはそれを忘れねぇ為だ。俺は自分の目標を見失わねぇために15にした』

『よくわかんない』

『今は分からなくていい。でも忘れるな。どんな努力も無駄になったりしねぇ』

『うん……』


なんか青峰君のこういう所すごく好き
考え方も、相手が子供でも適当に誤魔化したりしないところも本当に好き


青峰君に言われたことを理解するにはまだ幼いこの男の子。
だけどきっと心に残る出来事だから忘れたりはしない


ご両親と手を繋いで、それでも何度も振り返ってお母さんの手を振りほどきながら青峰君に手を振る男の子。

青峰君は何度も何度も笑いながら手を振り返してた。




「ねぇねぇ」

「ん?」

「シーズンチャンピオン以外の目標ってなぁに?」

「言わねー」


隠し事しないって言ったのに…

でもこれはちょっと違うか。

「えー。こっそり教えてくれてもいいじゃん。誰にも言わないから」

「ダメ」

「んー、じゃあ当たったら教えて」

「絶対当たらねぇから」

何それ…
ちょっとこっちも意地になっちゃうんですけど!


絶対当てたい。
そしてその目標を誰よりも応援するのはあたしでいたい



「あ!分かった。MVPでしょ」

「そんなん当たり前だろ」

「他にあるの?」

「ある」


青峰君が一瞬すごく優しい顔で笑って思わずドキっとした


ネロ君のこと…かな?

「ネロ君に飛行機買ってあげる!」

「違げーよ」

「うーん……ネロ君と遠征を回る」

「違う」



その後もネロ君縛りでいろんなことを言ったけど全部外れた

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