第24章 勘違い
食べたいとダメを小さく言い合いながらロビーに降りるとみんなが待っててくれた。
「ごめんね…お待たせしました」
「良かったね。勘違いで」
「うん」
さつきは待ってる間に事のいきさつを聞いたらしく、みんな笑って許してくれた。
知らなかったのはあたしとさつきだけで、美緒は黄瀬君から元々聞いてて、本当に身につけてカレンのところに行ったと思ってたらしい。
そしてパットが書いたあたしも大我がみんなに見せてた。
「知ってたなら言ってよ…」
「いや、まさかあのデカい下着を女が置いてったって勘違いするなんて思わねぇし、青峰が置きっぱなしにしたことも知らなかったんだよ」
確かに…
ショッパーに入っていて全然分からなかったけど出してみたらすごく大きかったし、パットも最初は本当に青峰君に身につけさせるつもりだったからアンダーを調節しやすい結ぶタイプになったって顔をひきつらせた青峰君が教えてくれた。
確かに……青峰君ってすごく胸板厚いもん。
青峰君があたしを不安にさせないように考えて、みんなもそれに協力してくれてたのにあたしはとんでもない勘違いをしてせっかくのドライブの時間を削ってしまった。
「しかも青峰が使った石鹸はお前がミラノでパットにプレゼントしたのなんだから匂いぐれぇ分かってると思った」
え…そうだったの?
綺麗な青で宝石みたいだなって思って見るだけでも綺麗だったから匂いはそれほど気にしてなかった
もー…ほんとあたしって何なんだろ
みんな、ごめんなさい
「じゃあ出発で」
「だね‼」
「行きたいところは?」
「「ヴェラザノ・ナローズ・ブリッジ!」」
示し合わせたようにさつきと美緒に言われて少し距離はあるけど行くことにした。
「お前先走れ。俺が後ろから着いていくからこっちのことは気にせずに安全運転で走れよ」
「はーい」
男女に別れてレンタカーに乗り込んで目的地に向けて出発。
天気が良くてオープンカーでみんなでお揃いのお洋服
好きな音楽をかけて大好きな友達とおやすみを思いっきり楽しむの
さっきまでの悲しい気持ちも涙も嘘のように吹き飛んで、勘違いで大泣きしたことをみんなが笑ってくれた。