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最愛 【黒子のバスケ】

第23章 After the rain


本当にロボットのような女

ムキになって声を張り上げるサラに対して抑揚のない声と表情で、まるで感情がないみたいだった。

それにサラのメイクははっきり言って酷い。
メイクの学校を出てどこにも所属できなくてアブれた子だから仕方のないことだけど、ここまでひどいとはあたしも想定外だった


直さずに撮影に入れないことはあたしだって分かってた

だけどまさか、あの女がテストするか外れるかの2択を持ち掛けるとは思わなかった。
ここでサラにいなくなられたら困る

サラはあたしの妊娠も信じてるし、ダイキとヨリを戻すためには協力者が必要になるかもしれない


メイクはどうしようもないから外したけど、付き人として常に近くにはいさせる


さすがにダイキがあのガリガリ女に本気なわけないけど、協力者がいた方が何かと便利なのは変わらない。

最初はとにかく誰でもいいからこの酷いメイクを直してほしいと思ってたけど、あの女の自信過剰な態度が癇に障って、あそこまで人をこき下ろせるなら腕前を直接見たくなった。

冷静な振りしてるあの女の化けの皮をはがしてやりたかった。
恋人を奪う相手をなんの感情も挟まずに仕上げるなんてできっこない。プライベートは関係ないなんて二度と言わせない。

そもそもダイキはあたしのものなんだから返してもらうだけ

ダイキにふさわしいのはこの私。
誰が見たってそれは紛れもない事実
ほかの女になんか絶対に渡さない。

あたしはモデルとしても女としても一流なの。



黒須がメイクを始めたけど飄々としてて一切表情を崩さない。


本当に腹が立つ……
奪われないって自信でもある訳?

見た目だってそうだけど仕事だってただのメイク。
ダイキは華やかな場所にいるんだから当然隣に立つ人間だってそうじゃなきゃいけない。
裏方のメイクなんてダイキに釣り合わない。


この女は自分の身の丈に合った男の隣にいればいい


『ダイキは他の女とは朝まで過ごさなかったけど、あたしとは朝まで一緒にいたのよ』

『左様でございますか』

『本命はあたしだって分かるわよね?』

『申し訳ございませんがその件でわたくしに意見を求められても判断致しかねます。青峰さんとカレンさんの関係にわたくしが申し上げることはございません』



この女……

あくまでもここではメイクって姿勢を崩さないつもりね
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