第17章 赤ずきんちゃん
「あ"ぁあぁあぁぁぁっ!!」
ペニスと睾丸を靴のまま踏み付け、身体を揺らすエルヴィンを蹴飛ばした。
「うるさいな、お前が私にしたことの償いはこんな事じゃ許されないから」
「っ許し、て……くれ。本当だ、何が不満だったか教えて欲しい、全て直すよ、ユリア、頼む、なあ、外してくれ、何だってする、今まで以上に君を愛するよ、だから頼む、助けてくれ」
「外したら私に何するか……私には分かるよ。また、私に酷いことして、最後は殺すんでしょう」
ユリアは服を脱ぎ捨て、腰にペニスの形を模した玩具を装着した。
「ま……て、ソレは……」
「エルヴィン、お前は私の穴全ての処女を奪った。残念ながらエルヴィンには口か肛門しか穴はない」
身体を丸められたエルヴィンは抵抗出来ずに言葉で静止を呼び掛けたが、ユリアはエルヴィンの肛門に自分の唾液を垂らして馴染ませた。
「ろくに慣らしもしないで、よくも、私の処女を……父さんを……みんなを……」
ユリアは肛門に玩具を押し当てた。
エルヴィンは怒鳴るが、ユリアがペニスを掴んで扱き始めると困惑し、言葉を詰まらせて黙った。
手の中で質量を増すエルヴィン。ユリアは一瞬、愛おしさが胸を過るが爪を立て、あの日の狼男のように、自らの腰を容赦なくエルヴィンに打ち込んだ。
ヒュッと声にならない音を鳴らしながら必死に受け入れるエルヴィン。
「っあ"、はっ……ユリア……ユリア、愛してる、愛してる、ユリアっ」
「っ黙れ……」
亀頭の先端から、先走りとも精液とも言えない体液がだらし無く溢れ、ユリアが腰をエルヴィンの腹側に擦り付ける度に、エルヴィンが声を上げながら精液を垂れ流す。
「あ、ユリア……苦しい、も、イキたい、」
「勝手に気持ち良くなるな、この……っ」
ユリアはエルヴィンにのしかかり、腰を激しく打ち込みながら縄をエルヴィンの首に引っ掛け、ひばり結びにして首を絞めた。
その途端エルヴィンはペニスの質量が今までに無いほど増して、小さな声で絶頂を知らせる言葉を呟いた。