第37章 嫉妬と支配と快楽と(R18)
政宗が雄爽に笑って笑いかける。
「じゃぁ、キス、してくれよ」
「私の気分が良かったら、何でもすると思うんですか〜?」
「思う。
思うから、ほら、早く、しろよ」
政宗が目を閉じて待つ。
「……」
「……政宗、大好きっ チュッ」
チュッッ と瑠璃の唇が政宗の唇に重なる。
目を開いた政宗が、柔らかくも強い声で、
命令するように強請る。
「もっとだ」
ギュッッ と背中に腕を回され、逃げられなくなる。
笑みに細められた蒼い瞳と形の良い唇が、瑠璃を捉える。
「ほーら、俺のコト大好きなら出来るだろ」
「ずるーい。政宗の方が私のこと好きなんだから、政宗からしてよ〜」
(こ、コイツ、なんで)
政宗が目を見張り驚く。
「?なんで、そんなに驚いた顔するの?変な政宗っ」
抱き締めた腕の中で笑う瑠璃。