第2章 全ての終わりと始まり
辺りを見渡すと、小さなダンボールがあり、女の子は、急いで駆け寄り蓋を開けると、中に居たのは赤ちゃんでは、なく白と黒の子猫でした。
良かった…赤ちゃんじゃなくて…
女の子は、ほっと胸をなで下ろすと、子猫達を抱き抱えましたが、
「えっ!何でっ!何で血が出てるのっ!」
よく見ると2匹は、誰かに切られたのでしょうか、切傷があり出血していました。
「どうしようっ!この子達死んじゃうっ!」
女の子は、走り動物病院に、行きました。
子猫達は、何とか命を取り留めましたが、このまま助かっても、飼ってくれる人がいなければ、保健所に行かなければならない。と獣医に聞かされた女の子は、
「私、私が飼います!この子達の治療費今は、払えないけど、働いて絶対払いますから、待ってください!」
獣医は、女の子が必死に言うので、
「治療費は、要らないよ。この子達は、心無い人間にイジメられてしまったんだから、助けるのが私達の仕事だよ。この子達を見つけてここまで連れてきてくれて、有難う。こらから、この子達の面倒大変だと思うけど、頑張ってね。何かあったらいつでもおいで。」