• テキストサイズ

好きだよ 、誰よりも 。

第2章 密かな想い


私たちの出会いは 、私が中学生のときだった 。

父親の再婚相手が 、貴兄の母親だった 。

正直 、父親の再婚に興味なんて無かった 。

新しく出来る兄の存在に 、私は胸に期待を抱かせていた 。

期待していた分 、初めて会ったときの貴兄の笑顔だけは 、未だに忘れられずにいる 。

私と貴兄は 、歳がひとつしか違わない 。

なのに 、貴兄は子供っぽくて 。

「 増田 、見て見て っ ! 」

そう言いながら 、無邪気に笑いかけてくれる貴兄に 、いつの間にか恋をしていた 。

叶わないと分かっているのに 、この恋を諦められない私がいる 。


/ 14ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp