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【防衛部】BITTER&SWEET CHOCOLAT

第3章 瞬く星のように囁いて


「泊まりって…」
「明日休みだし、両親旅行だって言うからさ」
「…やけに朝から荷物多いなと思ってたけど…」
平然と答える鞠那に、あっけに取られる雪菜。
「約束の時間あるから、もう行くね!」
そう言って笑顔で手を振り立ち去る鞠那。
「う、うん…。…鞠那、大人だな…」
思わず手を振り返すも、呟く雪菜。
「なぁ雪菜。俺も雪菜の家に泊まりに行きたい」
一連を黙って見ていた二人だが、ふいに日彦が口を開く。
「え?」
「え?」
その一言に、雪菜と月彦が同時に驚きの声を上げた。
「泊まりって…ハル…」
「さっきの奴、好きな奴のところに行ったんだろ?だったら同じじゃん」
「同じって…」
意味を察している月彦に対して、平然としている日彦。
「明日休みだし、俺、雪菜と一緒にいたい!」
「えーっと…」
真顔の日彦に動揺する雪菜。
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