第12章 【秀吉・後編】※R18
「あ、あぁっ、たつっ、ン!…」
ドクッ、ビュッ、びゅるっ…
秀吉はついに、竜昌の最奥を突いたままの姿勢で、二度目の精を吐き出した。二度目とは思えないほどの大量の白濁液が、竜昌の蜜壺を満たす。
「…ひで…よ…し…さ…」
蜜壺に収まりきれなかった精液が、破瓜の血と混じりあい、蜜口からトロリとこぼれおちていく。
竜昌の身体から、ゆっくりと力が抜けていき、最後にはまるで魂の抜けた人形のようにクタリと横たわった。
愛しげに秀吉を見つめる濡れた眼も、ゆっくりと閉じていった。
「竜昌…?」
襲いくる快感と痛みの波に、ついに意識を手放した竜昌だったが、その唇にはかすかな笑みを浮かべているようにさえ見えた。
秀吉は改めて両腕で竜昌の身体をしっかりと抱きしめた。
「ウッ…」
と同時に、背中に走る鋭い痛み。最中にはまったく気づかなかったが、どうやら激しい律動に傷口が開いたらしい。しかし秀吉は、そのまま竜昌を抱きしめ、布団に倒れこみながら、静かに目を閉じた。
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